「お年玉付き年賀はがき」歴史をひもとく 加藤綾子【3分でわかる】

2020年も、「お年玉付き年賀はがき」の当せん番号が発表されました。
歴代賞品を見ていくと、時代の移り変わりや変遷がわかります。

2020年の「お年玉付き年賀はがき」の特等は、東京オリンピック・パラリンピックの開会式、または閉会式のペアチケットと競技の観戦チケット。

開会式の当せん番号は、「B1246組 854381」「B1231組 301532」で、閉会式は「B1231組 668186」「B1230組 894016」。

しかも、交通費や宿泊費などに使える旅行券付きといった目玉。
そして1等は、現金30万円、または電子マネーだと31万円分になる。

1等の当せん番号は、下6ケタが「895123」。

電子マネーが商品になるのは2020年初。
このように賞品を見ていくと、時代の移り変わりや、変遷がよくわかる。

最初にお年玉付き年賀はがきが発売されたのは、70年ほど前の1949年のことだったが、このときの特等は「ミシン」だった。

しかも、1等が「純毛の洋服地」。

ミシンと生地が特等と1等だが、これはなぜかというと、当時、衣料品というのはまだ配給制の統制された品物だったので、みんなの憧れだったという。

そして、50年代に入ると、1956年の特等は「電気洗濯機」に変わる。

50年代は「冷蔵庫」、「洗濯機」、「白黒テレビ」が三種の神器といわれた、まさに高度経済成長のころ。

60年代後半に入ってくると、「ポータブルテレビ」や「トランジスタラジオ」など、生活に関わるものから少し余暇・娯楽へと移っていく。

そして80年代に入ると、「カラーテレビ」、「電子レンジ」などになっていくが、これもこのころ、まだまだ高嶺の花、高額な商品だったという。

上位の賞品に共通しているのは、「庶民の手が届きそうでなかなか買えないもの」ということだが、しかし、年賀はがきの発行枚数は2003年のピークを境に年々減少している。

そして、賞品も転換点となったのは2014年。

なんと、1等が現金1万円になった。

これまで、物として渡していた賞品を現金に変えたというところが、変わり目。

今回の30万円の確率はどうなのか?

1等の現金は100万本に1本で、2,452本入っている。

しかし、これもなかなかの確率だが、外れた人にもチャンスはある。

日本郵便とは関係なく、独自に、勝手にホテルや温泉施設などで割り引きされたり、するようなサービスを提供しているところがあるので、くまなく探せばこういったラッキーに出会えるかもしれないという。

生活や価値観、賞品が多様化する中で、何にでも交換できる現金が良くなってきたというのがよくわかる。

(2020/01/20)

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